研究内容紹介

 


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・教育研究その( 大久野島と毒ガス問題)

 

・教育研究その2(大久野島と環境汚染問題)

 

・教育研究その(731部隊と生命の倫理)

 

第一回日中友好の黒龍江省旅の報告集

 (遺棄毒ガス被害検証の旅の感想を掲載しています)

・環境読本「土呂久〜大久野島〜中国大陸へ」

新情報

2003年5月

神栖町のヒ素検出 県が汚染源究明へ方針−−井戸と周辺調査要請 /茨城

 ◇半径30メートル4〜8カ所掘削−−きょう国へ
 神栖町木崎の井戸水から有機ヒ素化合物が検出された問題で、県は国に対して、井戸とその周辺を掘削して調査するよう求める方針を決めた。21日に橋本昌知事が上京し、環境省などに対して要請する。有機ヒ素化合物の汚染源がいっこうに突き止められないためで、県は「旧日本軍製の毒ガスであることを特定させたい」としている。
 計画では、井戸を掘り返すほか、井戸を中心に半径30メートル程度の地点を4〜8カ所掘削し、地下水中のヒ素の濃度を調べる。濃度分布などから汚染源が埋まった場所を特定したいという。関係する地権者の同意は、今週中にもまとまる見通し。
 井戸水を汚染した有機ヒ素化合物は、旧日本軍が製造した毒ガス成分が水に溶けて出来る物質であることが分かっている。しかし毒ガスを詰めた容器など、直接的な汚染源が見つかっていない。また、国に毒ガスを埋設したという記録もないため、真相は謎に包まれたまま、問題発覚から2カ月が過ぎた。
 環境省の専門家会議は今月14日の会議で、8月末までにレーダー探知機などを用いて汚染源を調べるとの結論を出したが、「そんな先までは待てない」(県幹部)として、国に実態調査を促していくことを決めた。
 掘削調査の手法は県が企画。しかし、汚染源について「旧日本軍の毒ガスが原因であることは明らか」との立場から、調査にかかる予算上の措置はあくまで国に求めていくという。
 県では「できる限りの調査を行い、汚染源解明にこぎつけたい」としている。【高野聡】(毎日新聞)