第4回日中友好平和学習の旅  

2005年9月3日〜6日

9月3日〜6日に日程で毒ガス島歴史研究所の会員4名で中国黒竜江省ハルピンに行って来ました。

旅の目的は遺棄毒ガス被害者(李国強さん)と交流することと、「ハルピン市社会科学院主催の

「侵華日軍細菌戦・毒ガス戦国際学術会議」に参加する事でした。

帰途、台風のため、大連発広島空港行きが運行中止となりびっくりしましたが

関西空港経由で、旅の目的を果たし元気に帰ってまいりました。旅の様子をお知らせします。

 

(1)ハルピン市社会科学院主催の「侵華日軍細菌戦・毒ガス戦国際学術会議」に参加。

会議には中華人民共和国・大韓民国・日本・モンゴル・中国台北・ロシア連邦から129名の参加

あり学者・平和運動家・細菌戦被害者など様々な立場の人が集まりました。

下の写真左は全体会の写真、右の写真は遺棄毒ガス被害者、李国強さんとの記念写真です。

 

「侵華日軍細菌戦・毒ガス戦国際学術会議閉会行事」 前列左から2人目が李国強さん

 

(2)「侵華日軍細菌戦・毒ガス戦国際学術会議」分科会の様子。

三つの分科会に分かれて議論しました。6か国の国から集まっての平和国際会議はハルピンで

初めてなので大きな意味がありました。

  

 

大久野島で製造した毒ガスによる被害者、李国強さんへの支援カンパのご協力ありがとうございました。

9月4日中国黒竜江省ハルピン市のホテルで、李国強さんと妻の王雅珍さんにお会いし、

毒ガス島歴史研究所代表中村京子さんより、みなさんからお預かりした支援カンパ金をお二人に渡しました。

お二人より、感謝の言葉が述べられるとともに、皆様にどうぞよろしくとのことでした。ご報告いたします。

 李国強さんは比較的元気そうでした。しかし、会議の途中も、話をしている時も咳が出

たりや痰が詰まったりする様子がうかがえました。これから寒くなり冬になると咳や痰

ひどくなるそうです。持って行った薬は大切にして、冬のひどいときに飲みたいと言って

おられました。

お二人は私たちのために遠く日本から会いに来ていただいて感謝の気持ちで一杯だ、また

支援カンパをいただき大変感謝している。カンパに協力していただいた人によろしくえ

えください。とのことでした。

 

 

宿泊ホテルの前で記念写真