三光作戦調査会ツアー(北坦村訪問の旅)

大久野島で製造した毒ガスにより1000人以上の中国人が日本侵略軍によって虐殺された北担村の清明節に参加して来ました。清明節は日本では「お盆」にあたる行事で、死んだ人を弔うとともに、戦争犠牲者の陵園では二度と戦争を起こさないための平和教育が行われています。4月5日の北担村陵園の清明節にも近隣の学校からたくさんの生徒が集まり戦争幸存者の証言を聞いて平和学習をしていました。

毒ガス島歴史研究所が呼びかけ集めた陵園修復の募金には大変感謝されました。毒ガスをつくった大久野島のある地域住民の謝罪の気持も込めた募金ですと手渡しました。村人も快く受け入れてくれ、感謝の気持を皆さんに伝えてくださいということでした。

(1)   修復された北担村陵園の門柱と壁と扉

       (修復前)              (修復後・現在)

    

         (修復前)              (修復後・現在)

    

(2)   新たに資料館が建設されていました。 大久野島(毒ガス島)の資料も展示してありました。

    

 

(3)   清明節の風景(たくさんの子ども達が陵園に集まりました。)

          

 

追悼式と証言を聞いた後、資料館を見学する子どもたちです。

         

 

(マスコミ報道に思うこと)

今、盛んに日本のテレビは中国のデモを反日デモと大げさに取り上げていますが、ほとんどの中国人民は友好的で、日本国民と、ともに協力して平和と発展を進めていこうとしています。中国のデモを敵対的にオーバーに取り上げる日本のマスコミには問題があります。物事を表面的にしか捉えていないと思います。日本のマスコミがデモを興味本位に報道するために、日本の学校の中国への修学旅行が中止されるのは残念です。これからの日中両国のためにも、若い人にはぜひ一度中国に行ってもらいたいです。

大久野島が間違って報道され、大久野島にくる修学旅行生が減少するのと似ています。マスコミはもっと真実を伝える必要があると思います。